アルコール度数6%のエッセイ

人が失敗するとき、はたまた黒歴史と呼ばれる事柄の脇にはある程度決まって酒がある。

クリスマスに馬鹿げたケバケバしい電飾が摂理とも呼べるくらい決まりきった形で対になっているのと等しいくらいに切っても切り離せない関係性である。

 


そんな少しふわついた気持ちで、少しだけ思ったことをエッセイとして書いてみようというのがこのアルコール度数6%のエッセイである。

29歳になって1つ目の新たに始めることだ。

乱文、誤字脱字、見るに耐えない内容等、全てに寛容な気持ちで眺めてほしい。

 

 

 

 

 

 

 


電車から見える新宿の景色とか、大門で降りた時に見える東京タワーとかずっと見てない気がする。テムズ川の向こうに見えるウォータールーあたりの高層マンションを眺めて僕はそれを思い出す。

あるいはまだ僕はそこにいるのかもしれないなと思う。

読んでいた本に栞が付いていない事に気がついて、先程開けたタバコの銀紙を挟む。

 


僕は1人だけの存在で、確かにここにいる訳だけれども、はたまた僕は複数人存在する気持ちになる。

精神的な僕と身体的な僕は刹那的なものとして一緒にいるだけで、本当は別の道に進みたいのかもしれない。

バンドだったら方向性の違いでとっくに解散しているだろう。

 


僕が日々歩いている石畳のタイルひとつ取っても、本当は彼らも何処かに行きたい気持ちなのかなと、ジャニス ジョプリンのメルセデスベンツを聴きながらそんなことを思う。

 

 

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飲酒量:瓶ビール2本と日本酒を少しだけ。