アルコール度数6%のエッセイ6

 

“ほんの少し気合を入れて、鳥肌立ちそうな言葉を吐くって大切なのよ。そういう言葉が人付き合いを円滑にしていくの。”

今読んでいる本でそんなことが書いてあった。

 


この気合を持ち合わせていなかったが故に、

僕は一体どれほどのものを失って腐らせてきたのだろう。

 


僕の両親はこれに関してはプロで、

持ち得るもの全てを賭けて、

或いは持っていもしないものですらも、

僕に向けて投げ掛けた。

(恐らく...僕の前世の行いがとても良かったのだろう。)

 

 

 

生きれば生きるだけ、愛について。

それがいかに取り留めがなくて、

それでいてとても掛け替えのないものなのかを考える。

 

 

 

約1万日強も生きているのに、

どうして割り切った言葉を見つけられないのだろうか。

それか気合を入れて鳥肌が立つことを恐れているだけなのか。

もしくはもう見つけていたりする気もする。

 

仕送りに添えられる母からの手紙を見つめてそう思う。

 

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飲酒量:芋の白湯割りを2杯